豊島区の防水工事はスマイルユウへ。鉄筋コンクリート・鉄骨などの建物の構造を理解し、適切な施工をご提案いたします

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鉄筋コンクリート建物も鉄骨建物も、同じようなものと思っている方も
おられるかもしれませんが、2つは全く違う建物となります。
端的にいうと建物自体の耐水性が違います。
(ここではあえて防水性ではなく耐水性とします)
両方とも中身が見えにくく、構造を知らずに防水や塗装をされることも
多いですが、それぞれ起きる問題も、対処法も違うものとなりますので、
それぞれの構造を理解した上で対処をすることが重要です。

鉄筋コンクリート造の建物も鉄骨造の建物も、屋根は全て平らな屋上、陸屋根の構造です。
傾斜により雨が流れる構造になっている木造に比べ、平らな屋根で水はけが悪く、建物全体を構造ではなく防水材に
頼らなければいけないというのは鉄筋コンクリート造も鉄骨造も同じですが、以下のように2つは大きく違います。

  鉄筋コンクリート 鉄骨造
材料・構造

鉄筋とコンクリート(砂、セメント、砂利を 水で混ぜ合わせたもの)からできている。 10mm~28mmの細い鉄筋を網目状に組んだ 中にコンクリートを流し込んで作る建物。

梁、柱の構造材そのものが鉄骨のみで出来てい る建物。木造の構造に近く、木造の骨組みが鉄 であるイメージ。
接合部 鋼接合:柔軟性を持たず、開口部のまわりなど、地震でひびが入りやすい ピン接合:柔軟性があり、地震に強い
特性 ・鉄筋は引っ張る力に優れており、コンクリートは圧縮力に強い材料なので、互いの特性を生かし建物が成型されている。 ・鉄骨は木造と同じようにしなる分、地震に強いが壁のひび割れなどの損傷は大きい。タイルの補修なども必要。
耐水性 ・建物内部に空間が無いことと、コンクリート材は耐水性があり理屈的には水分が浸透しにくい特性があるが、コンクリートは意外と空間ができやすい。
・鉄筋は壁の真ん中に入っているイメージだが、実際には外側に入っており、ひびから鉄筋に簡単に水が到達し、錆につながる。
・柱や梁の鉄骨材を接合組み合わした骨組みに、外壁パネル材を取付けて建物ができているため建物自体に防水性はない。
・鉄骨の壁はモルタルやALCなどの外壁材で、年代によって構造が違う。モルタルは昭和40年~50年前半に建てられた古い建物で、ひびが入りやすい。

鉄骨造建物は重量鉄骨を使用していても、建物の重さは鉄筋コンクリート造と比べると軽量になります。
建物は、地震の揺れを軽減するためや、全体のバランスから、上を軽くする必要があり、
この理由から、新築時の防水工事は、鉄骨造の場合、露出型防水(防水材がそのまま表面に見えている)、
鉄筋コンクリート造の場合、保護押さえ工法(防水層を保護するコンクリートが上に打ってある)が多くなっており、
新築時の防水の施工方法が違うものとなっています。
施工方法が違うことによっては、以下のような違いが出てきます。

  • 1.防水材が保護コンクリートに覆われている為、
     太陽の紫外線による影響を受けないので
     防水材そのものが劣化しにくい。
  • 2.防水材表層が直接露出していないので、
     外的損傷を受けにくく傷がつきにくい。
  • 3.ダイレクトに太陽の熱が当たらないので、
     熱による防水の伸縮が発生しにくい。
  • 1.直接表面が目視で確認できるので、
     現在の防水材の状態をそのまま確認できる。
  • 2.露出しているので補修工事がダイレクトにできる。
  • 3.防水材が劣化した場合は、全面的な撤去をする
     ことも可能である。

鉄筋コンクリート造と鉄骨造の違いをご説明させて頂き、
鉄筋コンクリート造は鉄骨造より耐水性が高いですが、メンテナンスを
しなくて良いわけではありません。
鉄骨・鉄筋コンクリート構造の建物自体の耐久年数は50~60年と
言われておりますが、その耐久年数を長くするのも短くするのも定期的な
メンテナンスの対応次第になります。
私たちは構造や劣化状況に合わせ、末永く快適に過ごして頂ける
防水リフォームをいたします。