世田谷区等々力Pマンション 屋上防水工事
屋上・陸屋根 | 世田谷区等々力 | 鉄骨鉄筋コンクリート | 37年 | |||
約240万円 | 1か月 | |||||
ウレタン防水 | ||||||
【工事内容】
既存のウレタン防水層の上に新たにウレタン防水を塗ります。 ただし、既存のウレタン防水層の浮きや傷や剥離している脆弱部を部分撤去し補修をします。 平面部には通気緩衝工法(自着シート)/立上がり部は密着工法クロス入りとします。 |
※高圧洗浄は、防水面に付着している汚れを10~15Mps程度の水圧で洗う作業です。
※既存防水層脆弱部撤去・補修は、経年劣化により傷んでいる防水面を部分的に撤去する作業です。
※入隅シーリング ノンブリードウレタンは、平場と立上の接続部が下地の動きにより防水層が切れない為の作業です。
※改修用ドレン設置は、既存ドレンの上にかぶせ設置する改修専用ドレンで雨漏りを防ぎます。
工事内容詳細
施工前
施工前の屋上です。
表面にはところどころ黒く汚れが付いています。
ドレン周りには土ほこりが堆積していて、防水トップコートの性能が失われているようです。
下地の防水性能を維持する為ににも新たなウレタン防水層を塗ることが必要です。
脆弱塗膜の撤去
既存防水の下地から浮き上がり剥離している脆弱部を撤去します。
下地をみると完全に剥離していたことが確認できます。
脆弱撤去部の補修
既存防水の下地から浮き上がり剥離している脆弱部を撤去したら
脆弱撤去部の欠損をウレタン防水材で補修をします。
脆弱塗膜の撤去
同様に天端の傷になっている脆弱部補修も撤去し補修します。
脆弱撤去部の補修
ウレタン防水材で撤去した欠損部の凹部分にウレタン材で脆弱部補修をします。
凹凸不陸部の水たまり
凹凸不陸部で水たまり部分を補修します。
勾配の取れていない部分はあらかじめウレタン材を塗って勾配焼成をします。
入隅シーリング
入隅にシールを打ち、新規防水層の密着性を上がるためプライマーを塗ります。
プライマー塗り
プライマーはウレタン主材と下地とを完全接着させるバインダー効果を得るために必要不可欠な工程になります。
後に剥離する原因の一つが下地との密着不良などがあるので大切な施工になります。
通気シート貼り
平場は通気緩衝工法の自着通気シート材を貼ります。
自着式の通気シート材の裏側は粘着性があり触接下地に接着し通気緩衝機能を発揮します。
通気シート貼り
平場は通気緩衝工法の自着シート材を貼ってジョイント部をテープ固定します。
改修ドレン設置
改修ドレンを交換し、脱気筒を設置し補強クロステープを貼って継ぎ目を補強します。
脱気筒設置
脱気筒と換気塔周りも同様に周囲の通気自着シートの合わせ部分には補強クロスをいれて強度を高めます。
立上り 補強クロス貼り
注意点としてはクロス材は平らな素材に対して立ち上がり端末な出隅入隅と形状が変形しているので、しっかりとウレタン材で接着させないと浮き部が空洞となります。
しっかりと密着させることが大切になります。
立上り ウレタン1層目塗布
立上りを塗ったら、屋上全体に2層目のウレタン防水主材を塗ります。ウレタン防水主材は2回重ねで規定塗布量を塗ります。
全体 ウレタン2層目塗布
平場の防水仕様は、ウレタン防水/平場/フッ素TP+密着/補強クロス無しとします。
1層目で1mm+2層目で1mmの計2mmの塗膜厚さを塗ります。
不陸凹凸なく均一にローラー塗りとします。
材料は平場用のレベリングタイプを使用しますが平滑に均すことが大切になります。
全体 トップコート塗布
トップコートで防水層を保護して防水完了となります。
トップコートはウレタン防水層を自然環境の風雨や太陽光の熱や紫外線から保護をする効果があります。
トップコートの性能が失われると次に防水層の劣化が始まるのでとても防水工事にとってとても重要な最終工程となります。
調査結果と報告書を提出
【調査結果を報告書として提出について】
防水層の診断結果を弊社の調査ガイドラインに沿って、防水層を調査し報告書と状況写真をご提出します。
防水層の劣化状況が正確に解りメンテナンスの必要性の有無が判断できます。
工事完了報告書を提出
【工事完了報告書を提出について】
お引渡しの後に工事完了報告書と工事保証書を提出させて頂きます。
工事後も安心してお住まい頂けますよう保証内容や細部までしっかりと施工をした状況が確認できます。
お引渡し後でも何か気になることが御座いましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。