屋上・笠木防水工事、笠木オーバーブリッジシーリング
工事内容詳細
屋上:施工前
アルミ笠木:施工前
全体的に劣化が激しい為、既存防水層は撤去して防水作業を行います。
アルミ笠木のジョイント部の目地にも隙間が発生してるでシールを打って防水処理が必要になります。
アルミ笠木脱着
既存防水撤去
アルミ笠木下のパラペット天端まで防水施工とすることで笠木の下に雨が吹き込んでも雨漏りを防ぎます。
下地処理
プライマー塗布
下地をカチオンモルタルで整えます。
塔屋にも下地処理を施しています。
カチオン系樹脂モルタルとは、カチオン系エマルションを配合したセメント系の下地調整材です。
カチオン系樹脂モルタルは、優れた接着力で、様々な下地に強力に接着し、安定した下地を形成します。
傷んだ下地を補修する材料として下地処理材に使います。
プライマーは密着性を高める接着剤のような役割があり、 防水材だけでは密着力が弱く、下地面にそのまま防水材を塗ったとしても、すぐに剥がれてしまいます。 プライマーを使い密着性が高めることで、防水材が剥がれにくくなり、防水本来の性能や耐久性を発揮します。
通気シート貼り
通気シート貼り
通気シートは下地の湿気を通気する機能と下地が動いてクラックなどな発生した場合の緩衝効果があります。
ジョイントには1m間隔でスリットテープを貼ります。
脱気筒設置
改修ドレン設置
ステンレス製の脱気筒を固定し周囲をシーリング打ちをします。
改修用ドレンは既存ドレンの形状になじませて速乾性のシーリンクで接着設置し立上りのつなぎ目に補強クロスを貼ります。
立上り端部:補強クロス貼り
目止めウレタン塗布
伸縮の影響を受けやすい立上りには補強クロスを貼ります。
立上りや端末は補強クロスを貼ってその上からウレタンを塗ります。
注意点としてはクロス材は平らな素材に対して立ち上がり端末な出隅入隅と形状が変形しているので、しっかりとウレタン材で接着させないと浮き部が空洞となります。
しっかりと密着させることが大切になります。
目止めウレタン主材塗りの作業で表面を滑らかにします。
目止めウレタン専用材を使います。 目止めウレタン塗りは通気シートの穴部分をウレタン材で先埋めをすることで後々にその部分が窪むことを防ぎます。
アルミ笠木シーリング:オーバーブリッジ工法
アルミ笠木シーリング:施工後
アルミ笠木目地の周りにバックアップ材で型を作り、その中にシールを打ちます。
シールが乾いたらバックアップ材を撤去してシーリング完了です。
ウレタン 1層目塗布
ウレタン 2層目塗布
立上りを塗ったら、屋上全体に2層目のウレタン防水主材を塗ります。
ウレタン防水主材は2回塗りで規定塗布量を塗ります。
1層目で1.5mm+2層目で1.5mmの計3mmの塗膜厚さを塗ります。
不陸凹凸なく均一にローラー塗りとします。
材料は平場用のレベリングタイプを使用しますが平滑に均すことが大切になります。
トップコート塗布
屋上:施工後
トップコートはウレタン防水層を自然環境の風雨や太陽光の熱や紫外線から保護をする効果があります。
トップコートの性能が失われると次に防水層の劣化が始まるのでとても防水工事にとってとても重要な最終工程となります。
改修ドレン:施工後
脱気筒:施工後